子どもが笑えない社会は、豊かな社会とは言えない―― 1本の映画から今、切に思うこと
文=安田菜津紀 @NatsukiYasuda
今回取り上げるのは、韓国映画『幼い依頼人』('19)です。
壮絶な虐待と、子どもたちを守る術の乏しさを、この映画は鋭く突き付けます。日本でも虐待死の事件が起きる度に、「なぜ防げなかったのか、何が足りなかったのか」と議論がなされます。「目標16:平和と公正をすべての人に」「目標5:ジェンダー平等を実現しよう」とともに、子どもたちを守るために求められていることを考えます。
(SDGsが掲げる17の目標の中からピックアップ)