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【結果発表】「#映画にまつわる思い出」、今年の受賞5作品を発表します!

 こんにちは!WOWOW公式noteの担当者Nです。
2月16日から3月17日にかけて募集いたしました「#映画にまつわる思い出」投稿企画の、結果を発表させていただきます!

 昨年と同じお題で、1年ぶり2度目の開催となった本企画ですが、最終的に皆さまから届いた作品の投稿数は、なんと1,990件でした! 大成功に終わった昨年の投稿数をさらに超えるほどのたくさんのご参加、本当にありがとうございました…!!
 WOWOW公式note編集部ではさまざまな感情に浸りながら、今年も皆さまの”映画体験”を、一つ一つ大切に読ませていただきました。

 それでは、いよいよ受賞5作品について、今回も僭越せんえつながら私のコメントを交えつつ発表させていただきます!
 とても素敵な作品ばかりですので、まだ読んでいないという方もぜひこの機会に、5名それぞれの”映画体験”に触れてみてください!


【受賞5作品】

祖父がくれた1000円とシャマランの映画|いたばくしさん 

少年時代、僕は親からおこづかいというものを貰ったことがなかった。
家が特別に貧乏だったとかいうわけではない。親がおこづかいを支給するシステムが無かったのだ。

「祖父がくれた1000円とシャマランの映画」より

 親御さんの代わりに、毎月お小遣いをくれていたお祖父さまとの、映画にまつわる素敵な作品でした。小さい頃、普段は漫画や中古のゲームソフトなどを買うために使っていたという"1,000円"を映画のために使ったこと、そしてその思い出が、時を経て"ひょっとするとお金以上の価値があったのかな"と思えるものになっているところ、さらに、いたばくしさんの今のお祖父さまへのお気持ちに、心を揺さぶられる作品でした。

100万円貯まったから、会社辞めます。|はるのもみじさん

ちょうど7年くらい前、私は新卒で入った会社を1年と3ヶ月で退職した。
理由はいろいろあったけれど、「100万円貯まったから。」という理由も自分にとって大きなきっかけだった。
 
今日はそんな人生で大きな選択をした私を後押ししてくれた映画を紹介したい。

「100万円貯まったから、会社辞めます。」より

 映画『百万円と苦虫女』('08)を観て、考えたこともなかった"自分"について考えてみたら、映画の登場人物のような生き方が意外にもしっくりくるような気がしてきたという、はるのもみじさん。「100万円貯まったら、会社辞めます!」と決めて、映画を観てから4カ月後に移住したという行動力に驚きながら、読ませていただきました! 映画が人生に良い影響や転機をもたらした、素敵なエピソードでした。

週2で通った映画の「聖地」に住むことになったやつ、わたし以外におる?|くろめが@note駆けこみ寺さん

オタクのくせに意外だと思われるかもしれないですが、わたしは映画館が苦手です。

映画を大画面で見る迫力や興奮よりも、大きな音・光、人の気配、よく効いた空調からくる疲労の方が勝ることが多いので、

家でパジャマを着て、ポテチとコーラをたしなみながら、ひとりでどべーっとだらしなく楽しむ方が好み。

そんなわたしも、思わず週に2回も映画館に通って見た映画があります。

「週2で通った映画の「聖地」に住むことになったやつ、わたし以外におる?」より

 "まだ「彼氏」だったオット"と、作品タイトルの通り、映画館に通った映画の「聖地」に将来住むことになる…というエピソードが、楽しいイラストを交えながら綴られている素敵な作品でした。どんなご縁があるか分からないものですね! "「映画で人生が変わる!」"という表現が、まさにぴったり合うような体験談でした。そして、岐阜・飛騨の良さもすごく伝わってきました!

映画との3度の出会いが作った今の私|ぶーみおちゃんぷさん

私がこの世を去るときに、私の人生において欠かすことができなかったものを思い出すとしたら、その一つは、絶対に「映画」です。
 
枯れ専な若き時代
けっして豊かとは言えない家庭に生まれたけれど、私は子どもの頃から映画が身近にありました。
小さい頃一緒に暮らしていた叔父は、古い映画のパンフレットやチラシをたくさん持っていて、それを見せてもらったり、淀川長治さんの日曜洋画劇場や深夜枠で放送していた「風と共に去りぬ」や「大脱走」「タワーリングインフェルノ」などを一緒に見たりしたものです。そのおかげで私は自分が生まれるより前の50年代60年代の映画やS.マックィーンやJ.コバーンの渋い魅力に惹かれた変わった子どもとして育ったのです。

「映画との3度の出会いが作った今の私」より

 ご自身の状況や心情の変化とともに、"映画"との出会いが3度あったというぶーみおちゃんぷさん。映画が人生に彩りを与え、豊かにしてくれるという素敵な作品でした。さらに、その3度の出会いの体験の中に、WOWOWでの「字幕付き映画」との出会いも含まれていましたね! 拝読させていただき、われわれも”映画をお届けしてきてよかった”と、心から思えるエピソードでした。

映画と父と思い出と|とどさん

小学校2年生の時に初めて映画を見に行った。配信なんて空想科学、ビデオさえ中々手が届かなかった時代である。父に連れられていった映画は宇宙戦艦ヤマトだった。外の音が丸聞こえの音響の悪い映画館は満員で、指定席なんてなかったものだから立ち見の人も結構いた。お世辞にも綺麗な建物とは言えなかったが、少年にとっては夢の入り口だった。父は映画好きで、それからも主にSF映画によく連れていってくれた。スターウォーズ、スタートレック、スーパーマン、今でも鮮明に覚えている。

「映画と父と思い出と」より

 映画好きなお父さまと、映画を作りたいと思っていたとどさんとの、素敵なエピソードでした。映画を作ろうとした体験のところも、楽しく読ませていただきました。そして、映画は外出する良いきっかけにもなりますね! その後お父さまとぜひ映画を観に行ってほしいなと思いましたし、最新の特撮技術がお父さまの目にどう映ったのか、続編があったらぜひ読みたい作品だなあと思いました。

 以上、今年の受賞5作品を発表させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

 受賞された5名の方々、おめでとうございます!

 そのほかの皆さまから届いた作品も、それぞれが本当に素敵な”映画体験”ばかりで、選定の際には編集部一同でとても悩みました。
 昨年も企画が終わったときに振り返って同じような感情になったことを思い出したのですが、今年もこの企画を通して、私自身たくさんの「#映画にまつわる思い出」に触れさせていただくことができました。受賞作品の選定に頭を悩ませている時間を含めて、それはすごく幸せなことだなあと、改めてその温かくてうれしい感情に浸らせていただきました。

 皆さまにとっても、作品を書いていて、あるいは読んでいて例えば「少しだけ前向きな気持ちになれた」とか、「新たな映画との出会いがあった」とか、「人生をちょっと豊かにするような考え方を見つけた」などなど、”幸せ”とまではいかなくても、今回の企画が何かしらの形でプラスに作用してくれていたら…と、今年もまた企画を振り返りながら、心より願っております。

そして最後に…!

 映画は人生を豊かにするものであると、私たちは信じています。(このセリフも昨年に引き続き、1年ぶり2度目ですね!)
 WOWOWでは皆さまにとって素敵な”映画体験”が増えますよう、今後もこだわりを持ってさまざまな映画をお届けしてまいりますので、これからもぜひ、WOWOWがお届けする映画にご期待ください。

 改めまして、今回の「#映画にまつわる思い出」投稿企画に携わっていただいたすべての皆さま、本当にありがとうございました!!

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