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#櫻井敦司
「さあ、始めようー」詳細が一切明かされない中で代替開催されたBUCK-TICK日本武道館特別公演。決意を込めて彼らが刻んだ新たな第一歩の先にあるものとはー
昨年10月19日。BUCK-TICKのヴォーカリスト櫻井敦司はライブ本番中にステージで倒れ、搬送先の病院で急逝した。突然の悲報は国内外に衝撃を与え、12月29日に予定されていた恒例の日本武道館コンサートは一旦中止が決定。後日、「バクチク現象-2023-」として代替開催されることが発表された。 1987年のインディーズアルバム発売時のライブからバンドが新章に突入する際のライブ、ターニングポイントとなる作品に冠してきたキーワード「バクチク現象」。 「さあ、始めようー」という
デビュー35周年を迎えたBUCK-TICK。アニバーサリーライブ『BUCK-TICK 2022 "THE PARADE" 〜35th anniversary〜』から、DAY2“HIGH SIDE”の模様をレポート!
取材・文:大前多恵/撮影:田中聖太郎 メンバーの登場前からオーディエンスをBUCK-TICKの世界へと惹き込んでいくオープニング映像に続き、鳴り響いたのは「エリーゼのために」のロックンロールなリフ。アグレッシヴな幕開けにゾクゾクとさせられるのはDAY1の「ICONOCLASM」同様だが、より明るく開放的な滑り出しという印象。「BABEL」が始まると、ステージ手前をヴェールのように覆っていた巨大LEDスクリーンが上昇、櫻井敦司(Vo)、今井寿(Gt)、星野英彦(Gt)、樋口豊
BUCK-TICK、祝デビュー35周年。横浜アリーナで2日間にわたり開催した記念公演『BUCK-TICK 2022 "THE PARADE" 〜35th anniversary〜』、DAY1“FLY SIDE”の模様をレポート!
取材・文:大前多恵 / 撮影:田中聖太郎 オープニング映像に続いて鳴り響いたのは、「ICONOCLASM」の鋭い金属音とサイレンのようなギターリフ。紗幕状のLEDスクリーン越しに櫻井敦司(Vo)、今井寿(Gt)、星野英彦(Gt)、樋口豊(Ba)、ヤガミ・トール(Dr)の姿はまだ、透かし見ることしかできない。極限まで期待が煽られる中、次曲「BABEL」で樋口が繰り出す、ひたひたと魔が迫り来るような不穏なベースイントロに乗せLEDスクリーンが上がり、全貌がようやく露わに。後方L