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【東方神起:インタビュー】6月の2大ドーム公演を前に、彼らが今、感じていることや伝えたい想いを聞いた。

6月25日(日)に東京ドームで行なわれる「東方神起 LIVE TOUR 2023 ~CLASSYC~」追加公演のファイナルの模様をWOWOWで独占生中継する。それに先駆けて、東方神起の2人にインタビューを敢行した。約3年半ぶりとなった日本全国アリーナツアーを終えた彼らに、ライブで感じたことやドーム公演に向けての想いをたっぷり聞いた。

インタビュアー:猪又孝 / フォトグラファー:SHIN ISHIKAWA(Sketch)

—今年2月からの全国アリーナツアーについて、率直な感想をお願いします。

ユンホ このご時世で、いろいろな変化があったと思うんですけど、東方神起も結構長いブランクがありました。でも、会えなかったブランクがあったからこそ、ツアーでファンの皆さんに会えたうれしさと、感動がありました。本当に、1曲目から気合の入れ方が全然違ったんですよ。ものすごく興奮していて、抑えるのが大変でした(笑)。でもすごく楽しかったです。

チャンミン ライブの躍動感がずっと恋しかったんです。僕はアーティストとして“生きてること”を一番実感できるのはライブの瞬間だと思っているので、ファンの皆さんと同じ空間にいて、「生きてるな~!」という感覚を取り戻せました。皆さんのおかげです。本当に楽しかったです。

—今回マスク着用の条件付きで声出しがOKになりました。久しぶりにファンの歓声を聞いて、ユンホさん、いかがでしたか?

ユンホ 歓声は本当にパワーになります。「これがライブだな~!」って実感しました。今回のツアーの前に、ファンクラブのイベントツアーで全国を回っていたんですけど、それともちょっと雰囲気が違っていて。アリーナツアーでは5年ぶりに行く場所などもあって、近い距離でファンの皆さんから声をかけてもらったのがすごくうれしくて。この3年のコロナ禍ではオンラインが続いていたんですけど、このオフラインのツアーがやっぱり東方神起。東方神起のファンの皆さんの温かさを改めて確信しましたし、ライブでの変わらない一体感が本当にうれしかったです。

—チャンミンさんは約3年半ぶりの今回のツアーで、ファンに会えていかがでしたか?

チャンミン アーティストとして“甲斐”を感じる瞬間があって、僕たちの歌やステージパフォーマンスで盛り上がっているファンの皆さんの表情を見ると、もっと燃えてくるんですよ。この3年のコロナ禍では、そういう機会自体がなかったじゃないですか。人と会うことも制限されていた。そういう厳しい時期を経て、また日常生活に戻ってきて、ファンの皆さんを楽しくさせる、喜ばせる、そういう“宿命”がアーティストにはあると思うんですけど、以前と同じようにそれと向き合えたのを感じてすごく幸せでした。

—今回のツアーでは「Believe In U」での演劇やドラマのような演出がありました。これについてお聞かせください。

ユンホ 歌詞の内容と今回のライブのストーリー展開から、この曲はコンテンポラリーダンスのようにちょっと演技しながらやってみるのはいいんじゃないかなって、マネジャーと話したことがきっかけですね。試しにやってみたら結果とてもうまくいきました。今までは東方神起がメインでしたが、主人公のダンサーが別にいて。楽曲を“聴く”だけでなく、“見る”というのが同時にできて、より楽しめました。

チャンミン これまで、僕らのパフォーマンスをカバーしてくれるような存在がダンサーの皆さんだったんですけど、今回はカバーじゃなくて、ちょっとしたストーリーの主人公になって、ステージの上で思う存分彼らの踊りだったり、表現力だったりを出してもらって。その上に僕らの歌をのせることで、一緒にこのステージを作っている感じがして新鮮でした。

—ユンホさんに。今回のツアーでの、チャンミンさんの見どころを教えてください。

ユンホ チャンミンはボーカリストとしてどんどん“幅”が広くなってきているのは、皆さんもご存じだと思うんですけど、彼のソロを見ていて、踊りにもものすごく“幅”が出ているなぁと感じたんです。曲に合わせたパワフルなダンスはもちろん、繊細な動きやスピードの速いダンスまで。体も以前よりたくましくなっていますよね。さらに“進化”しているなぁと感じています。

—では逆に、チャンミンさんから見たユンホさんは?

チャンミン 今までのユノだと、とにかく“計算”した完璧な歌唱やパフォーマンスを見せたいっていう気持ちが強くて、それが少しでもずれたりうまくいかなかったりすると、その後にストレスを受けてしまうタイプだと、隣で見ているとそう思うんですけど…。

ユンホ (うんうんとうなずく)

チャンミン 今回は、きれいなものを見せることに集中するんじゃなくて、とにかく自分ができる最大限のことを一生懸命頑張ってやろうっていう、そういう姿を見せることで、ユノの気持ちをファンの皆さんにもっと分かってもらえるんじゃないかって話し合って。ユノは今回のツアーで、自分の中にあった壁を壊していっている。僕は隣で見ていて、そう思いますね。

ユンホ
チャンミン

—今回のツアータイトルの「CLASSYC」に込めた想いを教えてください。

ユンホ 「クラシック」っていうと「古典的」という意味やイメージがあると思うんですが、“一流”そして“最上級”の意味もあって。本来の「CLASSIC」のスペルの「I」を「Y」に変えているのは、僕とマネジャーとのちょっとしたアイデア。YはユノでCはチャンミン。スタッフの皆さんとも相談しながら、Y(ユノ)とC(チャンミン)と、ファンの皆さんと一緒に“最上級”のライブを作っていきましょう! という意味を含めて付けました。やっぱりタイトルがいい意味を持っているので、いいライブになっていると思っています。

チャンミン 音楽のクラシックは時代を超えて愛されている。もちろんすべての人に愛されているわけではないけれど、何百年も前の曲を今も愛している人がいるのは、理由があると思うんです。東方神起も、2人のことを時間がたっても覚えてくれる人々のために、今、とにかく素敵な歌やパフォーマンスを見せたいし、人々の胸の中にずっと響いているようなそういうものを作りたい…。音楽のクラシックのようなアーティストになりたい。そういう気持ちが入っているライブです。

—WOWOWでは、3月から東方神起を特集しています。特別番組の見どころや、注目ポイントを教えてください。

ユンホ ステージ上でのパフォーマンスを見てもらうのはもちろんですが、バックステージやリハーサルでは、ステージのためにみんなが頑張っている姿や僕らの素顔を見てもらえると思います。東方神起の歴史を感じられるシーンもあるはずです。期待してください!

チャンミン 特別番組の対談で、久しぶりに松尾潔さん(デビュー当時に東方神起のプロデュースを手掛けた音楽プロデューサー)とお会いしました。ちょっと悔しいくらいに(笑)、相変わらずかっこいい方でした。ファンとは違う立場で僕らのことを想っていてくれて、注目してくれていて。僕らが忘れているような昔の姿を覚えてくれていたり、「昔、こういうことがありましたね~」って言い合いながら、思い出がよみがえってくるような会話ができて、すごく大切な時間を過ごせて楽しかったです。

—では最後に、6月のドーム公演への意気込みをお願いします。

ユンホ 最近18周年を迎えて感じているのは、東方神起のライブに家族3世代で見に来てくれるファンの方がいることです。家族で見られるライブになっているんですよ! ツアーも18年の時を経て、ワインのように熟成されてきていると思います。“これが東方神起のステージだ!”と感じてもらえると思いますので、家族みんなで見に来ていただけたらうれしいです!

チャンミン ドームって野球の球場でもあるじゃないですか。この前のWBCで日本全国が熱くなっているのを見ていて、僕らもここでファンの皆さんと熱く盛り上がっていたのを思い出して、懐かしい気持ちになったんです。またあの熱さを取り戻せる時間にしたいなと思っています。ライブに関わる全スタッフの方が同じ気持ちだと思うし、ファンの皆さんも望んでくれていることだと思うので、それにふさわしいライブにしたいです。WBCの熱気に負けないぞー!(笑)

WOWOWプログラムガイド6月号の表紙を飾った東方神起

▼6月25日(日)後3:55「生中継!東方神起 LIVE TOUR 2023 ~CLASSYC~ in 東京ドーム」の詳細はこちら!

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