〈中山功太〉韓国映画を観て感じた、いくつもの”恐ろしさ”【#エンタメ視聴体験記】
文=中山功太
今は東京に住んでいるが、まだ地元の大阪にいた20代後半の頃、仕事で週に1本、映画を観させていただいていた。
僕は元々、まったく詳しくはないが映画を観るのは好きで、その仕事をしている時、コラムのために映画が観られる今と同じように、単純にラッキーだと感じていた。
その頃、初めて韓国映画を観た。
それまで韓国の作品に触れることがなく、日本でも一大旋風を巻き起こした「冬のソナタ」もパチンコでしか知らず、「なるほど、ヨン様はカッコいいし、雪降っててムードある