『ザリガニの鳴くところ』から、ウィシュマさん死亡事件を考える――社会を前に進めるために
文=安田菜津紀 @NatsukiYasuda
今回取り上げるのは、全世界で1,500万部以上を売り上げたディーリア・オーエンズの同名ミステリー小説を映画化したオリヴィア・ニューマン監督作『ザリガニの鳴くところ』('22)。
(※7/16(日)後9:00、ほかリピート放送あり)
リース・ウィザースプーンが自ら映画化権を獲得し製作を担当。テイラー・スウィフト自ら楽曲参加を懇願した作品だ。湿地帯の自然の中、たった一人で生き抜いてきた主人公カイアの半生から、SDGsの「目標5