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安田菜津紀「観て、学ぶ。映画の中にあるSDGs」

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SDGs(Sustainable Development Goals)とは、2015年9月の国連サミットにて全会一致で採択された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す1…
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#軍事侵攻

核兵器が再び現実の脅威として突きつけられている今、考える――人の声には、世界を数センチずつでも、着実に前に進める力があるはずなのだ

文=安田菜津紀 @NatsukiYasuda  今回取り上げるのは、太平洋戦争中、日本で実際に進められていた“原爆研究”を基にした『映画 太陽の子』('21)。  若き研究者たちは葛藤しながらも、「この研究で戦争が止められるかもしれない」と実験に邁進した。核兵器が再び現実の脅威として突きつけられている今の社会に何を投げかけるのか。SDGsの「目標16:平和と公正をすべての人に」と共に考えたい。 (SDGsが掲げる17の目標の中からピックアップ) 核兵器廃絶へ新たな一歩

暴力には毅然と「NO」と言える輪を――映画から考えるロシアによるウクライナへの軍事侵攻

文=安田菜津紀 @NatsukiYasuda  今回取り上げるのは、第79回アカデミー賞で国際長編映画賞の前身となる外国語映画賞を受賞したドイツ映画『善き人のためのソナタ』('06)。  東西冷戦末期の東ドイツを生きる表現者たちには、常に権力者たちの監視の目がつきまとう。言論の自由が奪われる危機感は、現在のウクライナとロシアを巡る動きにも重なるものがある。SDGsの「目標16:平和と公正をすべての人に」「目標5:ジェンダー平等を実現しよう」を切り口に、この映画から今、世界