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声を届ける:WOWOWの作り手たち

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映画、ドラマ、スポーツ、音楽、ステージ、ドキュメンタリー…多彩なジャンルの番組をお届けしているWOWOW。番組・企画の制作に熱い想いを持つプロデューサー陣や出演者等の、WOWOW… もっと読む
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2022年12月の記事一覧

【WOWOWから御礼】 2万件のリクエストから「映画を届けること、見ていただくこと」を考えていきます。

こんにちは。 WOWOWのコミュニケーションデザイン部という部署で映画のマーケティングを担当している大出と申します。 今回は、とある企画の御礼とご報告のために特別コラムを書かせていただきます。読みにくいところもあるかと思いますがお付き合いください。 20,007件。 この数字は先週まで実施していた「WOWOW 映画リクエストまつり」企画に寄せられたリクエストの総数です。この2万件超という数字は「これくらい集まるとよいな」と思っていた当初の目標を遥かに上回るものでした。

脚本は削り落とす仕事、監督は膨らませる仕事。「西村純二×押井守」対談インタビュー|火狩りの王

取材・文=中村実香 日本が舞台のファンタジーだからこそ、リアルな世界観を大切に――まずは、「火狩りの王」の仕事について、それぞれご感想をお聞かせください。 西村純二(以下、西村)「この『火狩りの王』は、日本が舞台のファンタジーだということが重要な点だと思っています。基本的にこの作品を見る方の多くが、日本をよく知っている日本人だと思うんですよね。例えば自分の場合、魔法が出てくるようなまったく架空の世界が舞台の作品だったら、歴史的な背景など細部が分からなくても、楽しく見ること