2022年10月の記事一覧
「コンフィデンスマン」って、ある意味では漫才師かコント師かも――長澤まさみ主演『コンフィデンスマンJP 英雄編』を観てスピードワゴン・小沢さんが心撃ち抜かれたセリフとは?
取材・文=八木賢太郎 @yagi_ken ──今回は、人気ドラマとして始まった『コンフィデンスマンJP』シリーズの映画版第3作となりますが。小沢さんは、このシリーズをご覧になったことは? 小沢一敬(以下、小沢)「うん。ドラマ版は、たぶん全部観たと思う。俺はあんまりドラマを全部観たりしないんだけど、全部観た数少ない作品の一つだね。それだけ好きなドラマだったから」 ──このシリーズのどんなところがお好きですか? 小沢「単純に楽しい作品だよね。毎回ちゃんとオチもあって、伏線
特別ではなくても、大きなことでなくても、ともに生きるための役割を持ち寄る――『ライフ・ウィズ・ミュージック』が気付かせてくれること
文=安田菜津紀 @NatsukiYasuda 今回取り上げるのは、世界的なシンガー・ソングライターのシーアが監督を務め、第78回ゴールデン・グローブ賞コメディ/ミュージカル部門の作品賞とケイト・ハドソンが女優賞にノミネートされた『ライフ・ウィズ・ミュージック』('21)だ。 孤独を抱える主人公、自閉症の妹、そして近隣の住人たちの姿を通し、SDGsの「目標11:住み続けられるまちづくりを」を考えます。 (SDGsが掲げる17の目標の中からピックアップ) 子どもの頃の
斎藤工のどこまでも尽きない“映画愛”に直接触れて、原点に立ち返ることができた――映画ライターSYOによる「ミニシアターに愛をこめて」収録現場レポート
文=SYO @SyoCinema 映画を愛し、映画界を憂う斎藤工。俳優として、監督として、さらに移動式映画館「cinéma bird」やミニシアター応援プロジェクト「Mini Theater Park」の中心人物として、日夜身を粉にして活動し続ける彼と対談する機会をいただいた。工さんがホストを務めるWOWOWの特集企画「ミニシアターに愛をこめて」だ。 本特集は、工さんが全国のミニシアターにエールを送るもの。これまで永瀬正敏さん、井浦新さん、石田ゆり子さん、瀬々敬久監督