映画のはなし シネピック

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衣食住は魔法 #山崎ナオコーラによる線のない映画評

作家の山崎ナオコーラさんが綴る、映画をテーマにした連載エッセイ。 今回は、松本穂香主演のヒューマンコメディ『おいしい家族』(’19)について書き下ろしてもらいました。

文=山崎ナオコーラ  @naocolayamazaki

新しい感覚の映画だ。
衣食住における多様性の夢を見せてくれる。

 「わあ、おいしそう」と思わせるだけの食事映画だったら、たくさんある。『おいしい家族』も、家族の食卓を真上

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若者のリアルな心情をファンタスティックに描く、超平和バスターズの世界

文=横森文

「あの花」で正式結成された超平和バスターズ

 “超平和バスターズ”とは、もともとは「あの花」という略称で呼ばれるTVアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(’11)に出てくる6人の男女が子どもの頃に名付けたチーム名。

 そのチーム名が「あの花」以降、同作を作り上げた監督の長井龍雪、脚本の岡田麿里、アニメーターでキャラクターデザインを手掛ける田中将賀が集う作品で原作とし

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怖いだけでは終わらない。恐怖の先に宿る極上の人間ドラマ

映画アドバイザーのミヤザキタケルさんが、オススメの作品を1本ご紹介するのと同時に、その映画に合う作品をもう1本ご紹介する連載「シネマ・マリアージュ」。つまり<これを観てから、これを観るとさらに楽しめる>というコンセプトのもと、組み合わせの良い2作品を皆さまにお届けさせていただきます! 今回は、スティーヴン・キング原作、スタンリー・キューブリック監督作『シャイニング』と、その40年後の物語を描いた『

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連休をおうちで過ごすあなたへ。目利き3人が“偏愛映画”を全力プレゼン!

“特別”だった2020年の夏が過ぎて、季節は秋へ。祝日も多いこの時期、もしも家で映画を観るなら、好きなテーマに絞った【3本立て】はいかがでしょうか? 今回提案したいキーワードは、【家族】【スティーヴン・キング原作】【衝撃のエンディング】。各ジャンルに造詣の深い映画ライター3人が、この秋に観てほしい【3本立てプログラム】を、それぞれの視点で全力プレゼンします。

① 親に捧げたい、贈りたい、一緒に観

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スピードワゴン・小沢さんが「ずっと終わらないでほしい」と思った映画。心を撃ち抜かれたセリフとは?

映画を愛するスピードワゴンの小沢一敬さんが、映画の名セリフを語る連載「このセリフに心撃ち抜かれちゃいました」

毎回、“オザワ・ワールド”全開で語ってくれるこの連載。映画のトークでありながら、ときには音楽談義、ときにはプライベートのエピソードと、話があちらこちらに脱線しながら、気が付けば、今まで考えもしなかった映画の新しい一面が見えくることも。そんな小沢さんが今回ピックアップしたのは、1966年の

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「女性はこうあるべき」という押し付けについて、ある台湾映画から考える #観て、学ぶ。映画の中にあるSDGs from安田菜津紀

SDGs(Sustainable Development Goals)とは、2015年9月の国連サミットにて全会一致で採択された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す17の国際目標。地球上の「誰一人取り残さない(Leave No One Behind)」ことを誓っています。
 フィクションであれ、ノンフィクションであれ、映画が持つ多様なテーマの中には、SDGsが掲げる目標と密接に関係する

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9月のWOWOW初放送映画 厳選3作品

映画アドバイザーのミヤザキタケルが、各月の初放送作品の中から見逃してほしくないオススメの3作品をピックアップしてご紹介! これを読めばあなたのWOWOWライフがより一層充実したものになること間違いなし!のはず...。

文=ミヤザキタケル @takeru0720

今月は、海外映画祭受賞作、テロの脅威を描いた実話、大人気アニメ映画の3本を紹介します。

『ともしび』(‘17)

「気分が落ちる映画

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輪郭のない女の子と氷の魅力『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』 #山崎ナオコーラによる線のない映画評

作家の山崎ナオコーラさんがつづる、映画をテーマにした連載エッセイがリニューアルしてWOWOW公式noteでスタート。今回は、帝政時代のロシアを舞台に、北極探検に出発したまま消息を絶った祖父を捜そうと、自らも北極圏へと向かった少女の過酷な冒険を描く長編アニメーション『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』について書き下ろしてもらいました。

文=山崎ナオコーラ @naocolayamazaki

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清原果耶はなぜ「強い」のか 複数作品から考える #シネピック映画コラム

マガジン「映画のはなし シネピック」では、映画に造詣の深い書き手による深掘りコラムをお届け。今回は映画ライターのSYOさんが今注目の18歳、清原果耶の歩みを複数作品から考察したコラムです。

文=SYO @SyoCinema

さまざまな役柄で見せる確かな芯の強さ

「いま最も勢いのある若手女優」に間違いなく食い込んでくる逸材、清原果耶。人気だけでなく、演技力も傑出した本格派女優だ。

 清原は、

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割り切るか、抗うか。人生の価値を、己の存在意義を問う2作品 #ミヤザキタケルのシネマ・マリアージュ

映画アドバイザーのミヤザキタケルさんが、オススメの作品を1本ご紹介するのと同時に、<その映画に合う>作品をもう1本ご紹介する連載。 つまり<これを観てから、これを観るとさらに楽しめる>というコンセプトのもと、組み合わせの良い2作品を皆様にお届けさせていただきます!
 今回は、心を持ったラブドールが周囲の人々や世界に触れていく様を通し、自らの存在意義を問う『空気人形』と、無様でみじめでどうしようもな

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