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新番組「芳雄のミュー」から「夜の女たち」まで…4月はミュージカルざんまい!“ステージ派”なら押さえたい!4月の必見舞台7本!

こんにちは。WOWOW社員の福井です。今回は4月に放送される、WOWOWでしか見られない舞台、番組7作品(※)を取り上げます。
すごく見たい舞台でも、チケットが取れなかったり上演会場が遠かったりして生で見られないことってありますよね。WOWOWはそういった作品も映像で全国の方にお届けする存在でありたいと思っています。
本コラムも、舞台好きな皆さんの鑑賞をさらに豊かにする一助になれれば幸いです。(注:見どころに触れている箇所もあります!)コメント欄もご利用いただけまーす♪
(※執筆時点でDVD等は確認できない、放送時期に字幕ありで見られるのはWOWOWだけである作品、など)
表紙の画像:生放送!井上芳雄ミュージカルアワー「芳雄のミュー」P.SHITOMICHI (SEPTEM)
★3月の必見舞台5作品はこちら!
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【Don't miss out!4月のWOWOW舞台・番組7選】

①昆夏美 10周年記念コンサート「Aimer」 4月1日(土)後1:30

 「ミス・サイゴン」ではキム役、「レ・ミゼラブル」ではエポニーヌ役を演じるなど、圧倒的な歌唱力と表現力でさまざまな役に息を吹き込む昆夏美。デビュー10周年を記念したコンサートをお届けします。数多くの作品から選曲をしているのですが、曲ごとにすっと表情が変わり芝居の世界をつくるので一つのコンサートでいくつもの名シーンに出合えるでしょう。ゲストには「ミス・サイゴン」で共演した海宝直人と、昆が憧れ続けた大先輩、笹本玲奈を迎え、ミュージカルファンにはたまらない歌の祭典のようになっています。

昆夏美 10周年記念コンサート「Aimer」の詳細はこちら

②「夜の女たち」上演台本・演出 長塚圭史 江口のりこ 前田敦子/伊原六花 前田旺志郎/大東駿介 北村有起哉 4月19日(水)後10:00

 1948年に公開された溝口健二監督の映画『夜の女たち』を、演出家・長塚圭史が舞台化しました。戦後間もない大阪・釜ヶ崎を舞台に、生活苦から夜の闇に落ちていった女性たちが必死に生き抜こうとした姿を描いています。映画は、実際に占領下の大阪で撮影されたそうで、ドキュメンタリーのような社会派群像劇である、と評価されてきました。その作品のミュージカル化ということで、どんな脚本や音楽シーンになっていくのか気になりますよね。 
 舞台もリアルな表現が印象的でした。静かで、照明を暗くしたシーンが多いけれど、ミドルテンポの楽曲に乗せて市井の人々の心情が歌われることで、占領下を生きた彼らの人生が浮かび上がります。「この人はこの前や後にどんな経験をしたのだろう」「この人はこの後どんな顔をして歩いていくのだろう」と考えさせられます。
 “女たち”を演じる江口のりこ、前田敦子、伊原六花。家族を失った女性や新たな人生を意識する若い女性…それぞれの事情と、価値観が揺さぶられていくさまを見せます。このほかにも、前田旺志郎が伊原演じる久美子を騙す学生を、大東駿介が闇ブローカーのような仕事をする商会社長を演じています。さらに、北村有起哉が女たちを救い出そうとする病院長など複数の役を演じ分けて、私たちが占領下の社会を見つめる視点を増やします。人間の力をどっしりと見せた本作。お見逃しなく。

「夜の女たち」上演台本・演出 長塚圭史 江口のりこ 前田敦子/伊原六花 前田旺志郎/大東駿介 北村有起哉の詳細はこちら

③加藤和樹のミュージックバー「エンタス」ON STAGE 第1部 高橋真麻×東啓介×飛龍つかさ×松浦航大 4月22(土)後7:00/第2部 荒木宏文×豊永利行×濱田めぐみ×松下優也 4月23(日)後7:00

 俳優、声優、アーティストとして活躍する加藤和樹。ミュージカルでも幅広い役をこなし低音から高音まで伸びやかに聴かせる歌声は唯一無二ですよね。
 加藤がMCを務めて、ゲストとともにトークや歌唱シーンを繰り広げるこの番組。ついに画面を飛び出して渋谷の地で”バーオープン”してきました!
高橋真麻、濱田めぐみら豪華なゲストとともに二部構成でお届けしました。

加藤和樹のミュージックバー「エンタス」ON STAGE 第1部 高橋真麻×東啓介×飛龍つかさ×松浦航大/第2部 荒木宏文×豊永利行×濱田めぐみ×松下優也の詳細はこちら

④ミュージカル「パリのアメリカ人」 3月30日(木)前5:30、4月26日(水)後4:00

 麗しく小粋に絵画のように舞台に広がるパリ…「ぜひ見てください!」と何度も周りの人に薦めてきた舞台です。ご存じ、ガーシュウィン兄弟の楽曲で彩られた同名映画を初めて舞台化した作品となります。初演はパリ(2014年)、その後ブロードウェイに進出しトニー賞で振付賞ほか4部門に輝きました。
 私が魅せられた演出その1、バレエベースのムーブメント
 
演出・振付ともに担当したのは英国ロイヤル・バレエ団アーティスティック・アソシエイトとして、数多くの作品を手掛けてきたクリストファー・ウィールドン。ヒロインのリズはダンサーを目指しているのですが、リズのシーン以外でもバレエ・ダンス的な動きをふんだんに用いて、戦後のパリで芸術家たちのロマンスが花開くさまを描きます。ジェリーを演じるのはニューヨーク・シティ・バレエ団でプリンシパルの経歴を持つロバート・フェアチャイルド、リズを演じるのは英国ロイヤル・バレエ団出身のリャーン・コープとバレエのバックグラウンドを持つ至極のキャストも特徴の一つですね。

 私が魅せられた演出その2、絵画のような舞台セット
 
ディズニー・ミュージカル「アラジン」などで知られるボブ・クローリーが装置・衣装デザインを担当。画家を目指す主人公・ジェリーのキャンバスのような、パリの街を描いたパネルがダンスのようにスイスイ動いて場面展開をリードします。見ていると誰かに手を引っ張られてパリの街に引き込まれるような感覚を覚えます。
 そんな「バレエ」と「絵画」という要素を取り入れた空間構成は、舞台は総合芸術であることを象徴していると思います。私個人は、ロンドンで一度、映像で二度見てもまだ見たいほどで、見るたびに味わえる一作だと思います。

ミュージカル「パリのアメリカ人」の詳細はこちら

⑤第75回トニー賞授賞式 4月26日(水)後6:20

Getty Images

 先日、6月12日(月)に今年の第76回トニー賞授賞式を生放送・ライブ配信させていただくことを発表しました。(詳細はこちら)4月には昨年の(第75回の)模様をお届けします。
 映画『ウエスト・サイド・ストーリー』のアニタ役で同年のアカデミー賞助演女優賞を獲得したアリアナ・デボーズによる司会は、圧巻のパフォーマンスの連続でした。ミュージカル作品賞を受賞する『ア・ストレンジ・ループ』はじめ『ガール・フロム・ザ・ノース・カントリー』や『MJ』のマイルズ・フロストのパフォーマンスには、コロナ禍の劇場閉鎖から復活するブロードウェイの力を見せつけるようでしたね。ストレートプレイが好きな皆さんは、演劇作品賞を受賞した『リーマン・トリロジー』を見たときの興奮がいまだ冷めないのではないでしょうか!(私はそうです!笑)オンタイムでご覧になったお客さまも、約1年ぶりに見てみることでさらに今年のトニー賞への気持ちを高められるのではないかと思います!

第75回トニー賞授賞式の詳細はこちら

⑥生放送!井上芳雄ミュージカルアワー「芳雄のミュー」4月26日(水)後10:00

P.SHITOMICHI (SEPTEM)

 ミュージカル界のトップスター、井上芳雄が司会を務め、ミュージカル界の“いま”を“生放送”でお届けするトーク&音楽ショー番組が始まります。月刊番組として毎月最終水曜後10:00にお届けしていく予定です。これは見逃せませんね!
 地上波TVでのMC業など、さらに活動を広げている井上。これまでも「トニー賞」授賞式の生中継や「グリーン&ブラックス」などさまざまな番組をお届けしてきましたが、このたび始まるのは前代未聞のミュージカル生放送番組。ミュージカルファンのみならず、視聴者と“つながる”、ライブ・エンターテインメントショーが繰り広げられます。井上の視野が広くユーモアもあるトークと、自らも一緒に歌いたくなるような音楽シーンに飛び込むようにして楽しみたいですね! 新たなミュージカル番組のスタートにご注目ください。

生放送!井上芳雄ミュージカルアワー「芳雄のミュー」の詳細はこちら

⑦望海風斗 20th Anniversary ドラマティックコンサート『Look at Me』 4月26日(水)後11:00


撮影:岩田えり

  年末年始号でも紹介させていただきました!元宝塚歌劇団のトップスター望海風斗の20周年を記念したコンサートです。話題のミュージカルに多数出演している望海が武部聡志らトップクリエイター陣と組んでミュージカルとコンサートを融合させた意欲作。ミュージカルの名曲、日本の名曲、そしてオリジナル曲などさまざまな歌とダンスが繰り広げられるだけでなく、照明のかすかな変化などにも望海のステージに対する強い想いがちりばめられているようで、胸がじわっと熱くなります。歌詞に表情をつけながら、高音ものびやかな歌唱力は圧巻です。

望海風斗 20th Anniversary ドラマティックコンサート『Look at Me』の詳細はこちら

WOWOWステージの放送全番組リストはこちら

終わりに…

 最近プライベートで見た作品の中で印象に残ったのは、『笑の大学』、ミュージカル『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』、『博士の愛した数式』、ミュージカル『ジェーン・エア』などです。突然過ぎますが、舞台を見に行くとき、開演前に何か食べておこうか…?と悩みます。“いっぱい食べていくのはキツイ、けれど空腹で見ると集中力に影響が出る可能性がある…(汗)"などといつも真剣に考えてしまいます(笑)。近くや中にカフェがある劇場も多く助かっています。皆さん流のPre-Theatre Menu、もしよろしければ教えてくださいね♪
 今月も、もう一度見たい作品がある皆さまも、劇場に見に行けなかった作品がある皆さまも、WOWOWステージをお楽しみいただければ幸いです。

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クレジット(トップ画像): P.SHITOMICHI (SEPTEM)



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