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窪田正孝主演 舞台版「エヴァンゲリオン」が登場。5年ぶりの東京03 FROLIC A HOLICも。“ステージ派”なら押さえたい! 8月の必見舞台・番組5本!

こんにちは。WOWOW社員の福井です。今回は8月に放送される、WOWOWでしか見られない舞台、番組5作品(※)を取り上げます。
すごく見たい舞台でも、チケットが取れなかったり上演会場が遠かったりして生で見られないことってありますよね。WOWOWはそういった作品も映像で全国の方にお届けする存在でありたいと思っています。
本コラムも、舞台好きな皆さんの鑑賞をさらに豊かにする一助になれれば幸いです。(注:見どころに触れている箇所もあります!)コメント欄もご利用いただけます♪
(※執筆時点でDVD等は確認できない、放送時期に字幕ありで見られるのはWOWOWだけである作品、など)
表紙の画像:舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド 原案・構成・演出・振付 シディ・ラルビ・シェルカウイ(撮影/細野晋司:©カラー)
7月の必見舞台2作品はこちら!
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【Don't miss out!8月のWOWOW舞台・番組2選】

①東京03 FROLIC A HOLIC feat. Creepy Nuts in 日本武道館 「なんと括っていいか、まだ分からない」DAY-1:8月12日(土)後2:30 DAY-2:8月13日(日)後2:30

 東京03と作家のオークラが、“芸人” “役者” “ミュージシャン” “アイドル”など、さまざまなカルチャーシーンで活躍する人たちとともに、“もっと自由に”“もっとふざけて”というコンセプトで始めたエンターテインメントショー「東京03 FROLIC A HOLIC」。コント好きなら一度は見ておきたい企画ですよね。待望の5年ぶりの“フロホリ”は、なんと日本武道館にて2日間行なわれました。
 今回、東京03が一緒に“悪ふざけ”をする相手は…人気ラップユニット、Creepy Nuts。さらにジャンルを超えた豪華ゲストたちがそろいました。

ゲスト
DAY-1:佐倉綾音・若林正恭(オードリー)
DAY-2:百田夏菜子(ももいろクローバーZ) ・春日俊彰(オードリー)
両公演:吉住、GENTLE FOREST JAZZ BAND、佐久間宣行

 コントを楽しんだのと同時に音楽ライブも楽しんだ!という感覚を覚えました。ゲストそれぞれの個性が光る芸を堪能することもできました。では、ショーケースのような舞台だったのかというと、そうではなく、しっかりと筋が通った一本の作品になっていました。東京03ならではの”人間らしさ”や独特なシチュエーションから生まれる笑いがあります。そこに個性豊かな仲間が加わり、新たな化学反応が起きたように思いました。この顔ぶれなので引き出しが多く、次にどんなアプローチで笑わされるか分からない…、というドキドキ感を持って見ていました。
 まさに『なんと括っていいか、まだ分からない』。だけど超絶楽しい! そんなスペシャルな公演をお届けします。

東京03 FROLIC A HOLIC feat. Creepy Nuts in 日本武道館 「なんと括っていいか、まだ分からない」の詳細はこちら

②舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド 原案・構成・演出・振付 シディ・ラルビ・シェルカウイ 8月20日(日)後7:30

(c)カラー

 話題となった舞台版「エヴァンゲリオン」、ついに放送・配信です! 新宿にできた新劇場・THEATER MILANO-Zaのこけら落とし公演として堂々と幕を開けた本作。新劇場は美しくモダンな雰囲気で、劇空間に誘われる感じがとても好きでした。
 人々を魅了し続けてきた「エヴァンゲリオン」がどんな形で舞台表現に昇華されるのか、情報が解禁された直後から大きな話題を呼んでいました。原案・構成・演出・振付を手掛けるのは、ローレンス・オリヴィエ賞など数々の受賞歴を誇るシディ・ラルビ・シェルカウイ。2011年に手塚治虫の思想・作品世界をダンスで表現した『テヅカTeZukA』の構成・振付を務めました。彼が演出と振付を担当した『プルートゥ PLUTO』(2015年、2018年)は何年経っても鮮明に思い出す舞台の一つです。舞台を縦にも横にも広く使って世界やキャラクターを描き、劇場が作品世界に吸い込まれていくような感じがたまらなかったです。今回もワイヤーアクションやパペットを取り入れたバトルシーンなど、舞台だからこそできる表現をふんだんに用いて観客を魅了していました。舞台の仕掛けと人間の動きがシンクロするスケールの大きな画によって、想像力を掻き立てられます。
 出演は主人公・渡守ソウシ役の窪田正孝、ヒロイン・霧生イオリ役の石橋静河、さらに板垣瑞生、永田崇人、坂ノ上茜、村田寛奈、宮下今日子、田中哲司と非常に豪華です。

ストーリー
 人類の敵“使徒”に対抗すべく、特務機関メンシュの最高司令官・叶サネユキ(田中哲司)は、部下の桜井エツコ(宮下今日子)と4体の兵器“エヴァンゲリオン”を開発。サネユキは息子トウマ(永田崇人)をエヴァパイロットにする。一方、メンシュの現場指揮官イオリ(石橋静河)のもとには、ヒナタ(坂ノ上茜)、エリ(村田寛奈)、ナヲ(板垣瑞生)ら少年少女が配属される。
 少年少女たちには任務の証しとしてブレスレットが与えられていたが、ある朝、トウマが「僕らがやっていることのすべては嘘の上に成り立っている」と言いブレスレットを外すと、この世界から“消失”してしまう。そんな中、イオリの前にかつての恋人ソウシ(窪田正孝)が現われ、エヴァパイロットが通う学校の臨時教師になったことを告げる。

 人々を魅了し続けてきた「エヴァンゲリオン」。これまでとまったく異なる舞台版オリジナルストーリーでお届けします。躍動感溢れる舞台をお見逃しなく。

舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド 原案・構成・演出・振付 シディ・ラルビ・シェルカウイの詳細はこちら

 このほかにも、バカリズムライブ「fiction」(8月13日(日)放送)や「泥人魚」宮沢りえ×磯村勇斗×愛希れいか×風間杜夫 作・唐十郎 演出・金守珍(8月19日(土)放送)、さらに2023年に日本人初のパリ・オペラ座バレエ団のエトワールに就任したオニール八菜の出演作やドキュメンタリーをお届けする「祝!エトワール就任 オニール八菜特集」(8月19日(土)放送)などなど、多くの作品の放送・配信が予定されています。

WOWOWステージの放送全番組リストはこちら

終わりに…

 最近プライベートで見た作品のなかで印象に残ったのは、音楽劇『ある馬の物語』、『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』などです。最近、ずいぶん前に観た舞台の1シーンをふと思い出すことがあります。印象的で忘れられないセリフや、鮮明に覚えている舞台美術など、皆さんにはありますか?観た舞台について日記などに書き留めてみるのも良いですね。
 今月も、もう一度見たい作品がある皆様も、劇場に見に行けなかった作品がある皆様も、WOWOWステージをお楽しみいただければ幸いです。

【福井のプロフィル】
WOWOW入社5年目。
「ガラスの仮面」よろしく学校劇でお芝居が好きになり、高校ではミュージカル部、大学では舞台演出と劇場の仕事を勉強しました。アイルランドとロンドンに留学したり、今も劇団での活動をしたりしています。観劇数は年に80~100本ですが、まだまだ勉強中のジャンルもたくさんです。
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<最近のベスト>
「千と千尋の神隠し」、イヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出の「ガラスの動物園」、「笑の大学」、SPAC「天守物語」
<勉強中>
オペラ、宝塚、2.5次元舞台、落語など
 舞台好きが高じて、このようなコラムに挑戦します。「まぁやってみなさい」と言ってくださった先輩方に感謝…。
 WOWOWをご覧の舞台好きな皆さんと共感し合えることがあれば、という願いを込めて。お楽しみいただければ幸いです!

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