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#ミステリー
大森立嗣監督が視聴者に解釈を委ねるこだわり抜いた演出法―。「連続ドラマW 完全無罪」を通して伝えたい“冤罪(えんざい)”の残酷さ【ひろがる。私たちのオリジナルドラマ】
取材・文=小田慶子 撮影=中川容邦 大森立嗣監督が全5話の脚本を執筆、冤罪に向き合う人々の揺れる心情を描く ―まず「完全無罪」を制作することになった経緯を教えてください。 植田春菜プロデューサー(以下植田)「実は、放送にこぎ着けるまで4年ほどかかった企画なんです。最初は制作プロダクションの神山プロデューサーが提案してくださった原作でした。大門剛明さんの小説はこれまで『連続ドラマW ヒトヤノトゲ〜獄の棘〜』(’17)、『連続ドラマW 両刃の斧』(’22)と、WOWOWでよく
亀梨和也の指先にまで込めたこだわりの演技に注目! 鈴木浩介監督が語る「連続ドラマW 東野圭吾『ゲームの名は誘拐』」の魅力とは
取材・文=柳田留美 多くの作品を手掛けているからこそ感じる、“WOWOWドラマ”の良さとは ―鈴木監督は、「連続ドラマW ギバーテイカー」「ヒル」「連続ドラマW シャイロックの子供たち」など数多くのWOWOWの作品を手掛けていらっしゃいますが、WOWOWドラマならではの魅力はどこにあると思いますか。 WOWOWドラマにはCMが入らない、そこは大きいですね。CMのタイミングの制約なしに、緊張感を途切れさせることなく視聴者を作品の中へといざなえるのが魅力なのではないでしょう
「白暮のクロニクル」こぼれ話特別版! 制作陣が、作品の世界観を作りあげるための「こだわり」を語る。【ひろがる。私たちのオリジナルドラマ】
美術スタッフの提案する「ビジュアル」がドラマの世界観の土台になる ―まず初めに、ドラマ制作の現場で、美術や装飾とはどういった役割を担うのか教えてください。 遠藤「撮影で使う物件の下見に行くロケハン(ロケーション・ハンティング)をするところから美術部の仕事はスタートします。そして、監督やプロデューサーをはじめ、照明部や装飾部、また今回はアクション部など、撮影に関わる各チームと話し合いながら、どのような飾りを使用するかなど、美術セットのプランを立てて、ビジュアルを提案します
イヤミスを“反面教師”にして現実を生きてほしい。「坂の上の赤い屋根」の原作者・真梨幸子×ドラマプロデューサー対談【ひろがる。私たちのオリジナルドラマ】
取材・文=大谷道子 撮影=中川容邦 ドラマ化の条件は「原作より面白く」。人の数だけ作られる真実への警鐘 ―まずは原作との出合いについて教えてください。 村松「以前から真梨さんの新刊が出るたび読んでいます。WOWOWで2015年に連続ドラマ化させていただいた『5人のジュンコ』は、WOWOWに中途入社する前でしたが、自分もいつかこうしたドラマを手掛けてみたいと思っていました。独身のキャリアウーマンたちの心の闇を描いた『女ともだち』(2012年/講談社刊)や、AV女優の連続