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#エンタメ視聴体験記

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WOWOWの多岐にわたるジャンルの中から、書き手が今見たい作品を見て“視聴体験”を綴る、読んで楽しい新感覚のコラム連載。お笑い芸人の中山功太さんとぼる塾・酒寄希望さんを書き手にお…
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#吉井和哉

貧困に直面する芸人の僕が“貧困女子”のリアルを垣間見た【#エンタメ視聴体験記/中山功太】

文=中山功太  僕は2010年に上京してから現在に至るまで、途切れる事なく貧困状態である。人ひとりが抱えられる限界ほどの借金もある。  一番苦しかったのは2014年頃だったろうか。この豊かな国、日本において、ガス・水道・電気、全てが止まり、食糧がゼロになり空腹に耐えきれず、腹をどついて寝た夜がある。なぜ腹をどついたかと言うと、僕は、満腹とは内側からの胃の刺激だと考えているからだ。空腹を外側から満たすには、腹をどついて胃を刺激する以外の手段はないのである。ダイエット中の方は

〈中山功太〉アホみたいにかっこいいロックスターを観て、僕は芸人になることを決意した 【#エンタメ視聴体験記】

文=中山功太  自分にとっての初めてのロックスターは、THE YELLOW MONKEYだった。  高1の頃にカラオケ店のロビーで流れていたライブ映像を観て、一瞬でとりこになった。  あんなに胸がドキドキしたのは、小1の頃テレビで島木譲二師匠を観た時以来だ。  話が島木譲二にそれるが、僕は幼少期に吉本新喜劇を観て芸人になりたいと思った。毎回同じ事をやってくれる、良質なマンネリズムとでも言うべき変わらない面白さに心底のめり込んだ。  島木譲二に出逢ったから芸人になったと言