嫌味しかない僕の心をすっかり浄化させた、本場フィンランドのサウナを満喫する磯村勇斗の爽やかさ 【#エンタメ視聴体験記/中山功太】
文=中山功太
家の風呂が嫌いだ。
家の風呂に入る意味がわからない。
家庭用バスタブ業者やシャワーヘッド業者の方には本当に申し訳ないが、僕は入りたくない。
よくバラエティ番組で、俳優やタレントが「私ホントお風呂入らないんですよ~」と言って意外性を見せて最速で売れようと張り切ってるシーンを目にするが、厳密に言うとあれは嘘だ。
湯船に浸からないだけでシャワーは浴びているはずだ。
僕は違う。
冬はシャワーも浴びない。
ウェットティッシュで要所を拭き取り街へ繰り出す。不潔だと思われようが事実なのだから仕方がない。
家風呂を好まない理由として、第一に身体が濡れるというのがある。せっかく乾いていた髪や身体をなぜビチョビチョにする必要があろうか。ましてや風呂上がりには濡れ髪をドライヤーで乾かし、濡れ身体をバスタオルで拭き取る始末。
さしずめ、メビウスの輪を歩き続けるかの様な苦行。
濡れ身体は割と早く乾くが、濡れ髪の乾きの遅さは尋常ではない。自他共に認める僕のハゲロン毛ですら、体感で20分はかかる。温風でいこうモンなら頭皮から汗が吹き出し、永遠に薄っすら湿っている。
以上の理由から僕は今日も、ウェットティッシュで要所を拭き取り街へ駆け出す。
さて、矛盾している様で申し訳ないのだが、銭湯が大好きだ。
そして温泉が、サウナが、水風呂が大好きだ。
人生において、あれほど充実した、幸せな時間が他にあるだろうか?
仲間と行くのも楽しいが、一人で行くのもいい。何時間でも入っていたい。
家風呂を嫌い、外風呂を愛する気持ちは全く説明出来ないが、程度の差こそあれど、ご理解していただけると思う。
日に日に外風呂欲が強まる中、今回はWOWOWオリジナル作品「サウナーーーズ ~磯村勇斗とサウナを愛する男たち~」を拝見した。
昨今のサウナブームを加速させて蹴散らすかの様な、本気のサウナバラエティだった。なんせ初回でサウナの聖地・フィンランドへ行っている。
一説によるとフィンランドは人口550万人に対して300万のサウナがあるらしい。
あまりにも本場過ぎる。あまりに余っている。
本場フィンランドのサウナの素晴らしさを伝えると共に、本気のサウナ好きが伺える磯村勇斗さんによる日本のサウナの紹介もあるので、フィンランドに行けなくても充分に楽しめる。
この方の爽やかなロケが本当に素晴らしい。うんちくを語る時も全く嫌味がない。嫌味しかない自分にとって見習う所しかない。
#2には意外と言っては失礼だが、磯村さんのサウナ友達だというエレキコミックのやついいちろうさんが登場する。
磯村さんとやついさんの会話がまためちゃくちゃ良い。本当にサウナを愛している仲間が自然に、フィンランドのサウナを楽しみ、喜んでいる。会話に全く嫌味がない。
なのにやついさんの話やたとえは面白い。嫌味しかない自分には行き着けない境地だ。
一度、打ち上げの場でやついさんにお会いした事があるが、そりゃあフェスの主催もできるよなぁと感じる程、社交的で優しい方だった。
#3ではお二人が驚きの無料・フリーサウナを、#4ではアウトドア・スモークサウナを体験する。
サウナだけではなく、フィンランドの広大な自然や、地元の方との触れ合いもカメラに収められており、旅番組としても存分に楽しめる作りになっている。
#5、#6では日本へ帰国し、磯村さんのサウナ仲間の鈴木伸之さん(劇団EXILE)と稲葉友さんと共に、フィンランドにも負けず劣らずの長野県の名サウナを巡る。
こちらもまた良くて「日本も負けてないぞ」という喜びを感じるし、全員が爽やか細ハンサムで観ていて気持ちがいい。
フィンランドで本場を見せた後に、我々にも行ける可能性がある日本で締めてくれたのが本当に嬉しい。そこには旅行から帰宅した時の様な安心感がある。
なおこの番組は、おそらく好評につき、現在「サウナーーーズ4」まで配信されている。
番組ナレーションを務める北村匠海さんも満を持して登場するので、是非ご覧いただきたい。
読者の皆様に強く訴えたいのは、磯村勇斗さんはハンサムなだけではない。男も羨む程の完璧な細マッチョである。
磯村勇斗さんの濡れ肢体を拝むだけでも一見の価値ありだ。これを機に"サウナを愛する男たち"のみならず、サウナにハマる女性も増えるのではないかとさえ思う。
最後に、無理を承知で、個人的な願望で、制作スタッフさんに心からお願いしたい。
「サウナーーーガーーールズ」を撮っていただきたい。
それを防水テレビで観ながらだと、きっと僕も家風呂が好きになれるはずなので。
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おわりに・・・
「男子テニスATPツアー2024 500」
「男子テニスATPツアー2024 500 リオデジャネイロ S.バエス(ARG) vs M.ナオーネ(ARG)」を視聴した。
高校時代に硬式テニス部だったので、最高峰を観させていただいた。やった事がある球技では、テニスが一番面白いと思っている。
顧問に開校始まって以来の下手クソと呼ばれ、空振りが多すぎてガット(網)が一度も切れなかった自分でもレベルの高さが伺えた。
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『セッション』
僕はこの映画が本当に好きで、たまらなく好きで、おそらく5回目だが観させていただいた。
非常に大袈裟な描写で、日本の少年漫画的な展開でもあるせいか、賛否両論が分かれた映画ランキングで上位に入っていた事にも少し頷ける。
ラストシーンの「ある部分を見せない」演出が、今まで観た映画の中で一番好きだ。あれを考えた人にお会いしてお話を伺いたい。珍しく成功した「考えオチ」だと思う。
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「Fun! WOWOW イチオシガイド」
仕事や旅行で地方に泊まりになった時に、ローカルの情報番組を観るのがたまらなく好きだ。その日、その時間にしか出来ない体験だからだ。この番組はその最たるものである。WOWOW視聴者しか楽しむことができない映像だ。もちろん内容は端的で解りやすい。
2月分の番組は2月28日で配信終了だが、イチオシガイド3月はきっと3月末まで配信されるので安心だ。
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