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映画のはなし シネピック

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新しい映画と出会える。映画をより深く楽しめる。そんなコンテンツをお届けしていきます。担い手は、スピードワゴン・小沢一敬さん、作家・山崎ナオコーラさん、フォトジャーナリスト・安田菜… もっと読む
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本当の遠さ、本当の難しさとは? #山崎ナオコーラによる線のない映画評『ブータン 山の教室』

本当の遠さ、本当の難しさとは? #山崎ナオコーラによる線のない映画評『ブータン 山の教室』

 作家の山崎ナオコーラさんが綴る、映画をテーマにした連載エッセイ。今回は、山奥の村に赴任した教師の奮闘や地元民たちとの交流を描き、第94回アカデミー賞で国際長編映画賞にノミネートされた秀作『ブータン 山の教室』('19)について書き下ろしてもらいました。
※今回を持ちまして、本コラム「山崎ナオコーラによる線のない映画評」の連載は最終回となります。
これまでご愛読いただきありがとうございました。

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現在~過去、この現実にある、さまざまな問題と向き合わせてくれる映画の力『少年の君』『MINAMATA-ミナマタ-』

現在~過去、この現実にある、さまざまな問題と向き合わせてくれる映画の力『少年の君』『MINAMATA-ミナマタ-』

 映画アドバイザーのミヤザキタケルさんが、オススメの作品を1本ご紹介するのと同時に、その映画に合う作品をもう1本ご紹介する連載「シネマ・マリアージュ」。つまり<これを観てから、これを観るとさらに楽しめる>というコンセプトのもと、組み合わせの良い2作品を皆さまにお届けさせていただきます! 今回は、第93回アカデミー賞で国際長編映画賞にノミネートした『少年の君』と、ジョニー・デップが世界的写真家ユージ

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『ドライブ・マイ・カー』は観る者の中で「成長していく」豊かな作品だ

『ドライブ・マイ・カー』は観る者の中で「成長していく」豊かな作品だ

映画ライターSYOさんによる連載「#やさしい映画論」。SYOさんならではの「優しい」目線で誰が読んでも心地よい「易しい」コラム。第74回カンヌ国際映画祭をはじめ、世界各国の映画祭やアワードを席巻した『ドライブ・マイ・カー』('21)の魅力を紐解きます。
※本コラムにつきまして、今後は毎月連載ではなく不定期連載としてお届けいたします。引き続きお楽しみください!

文=SYO @SyoCinema

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後悔のない人生なんて絶対にないから。あるとしたら、それは人生の醍醐味を知らない人だと思うよ。――山田洋次監督作品『キネマの神様』を観てスピードワゴン・小沢さんが心撃ち抜かれたセリフとは?

後悔のない人生なんて絶対にないから。あるとしたら、それは人生の醍醐味を知らない人だと思うよ。――山田洋次監督作品『キネマの神様』を観てスピードワゴン・小沢さんが心撃ち抜かれたセリフとは?

映画を愛するスピードワゴンの小沢一敬さんが、映画の名セリフを語る連載「このセリフに心撃ち抜かれちゃいました」
毎回、“オザワ・ワールド”全開で語ってくれるこの連載。映画のトークでありながら、ときには音楽談義、ときにはプライベートのエピソードと、話があちらこちらに脱線しながら、気が付けば、今まで考えもしなかった映画の新しい一面が見えくることも。そんな小沢さんが今回ピックアップしたのは、“映画の神様”

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『すべてが変わった日』『椿の庭』『DUNE/デューン 砂の惑星』映画好きの皆さんの気になる作品は? 6月のWOWOW初放送映画 厳選3作品

『すべてが変わった日』『椿の庭』『DUNE/デューン 砂の惑星』映画好きの皆さんの気になる作品は? 6月のWOWOW初放送映画 厳選3作品

 映画アドバイザーのミヤザキタケルさんが、各月の初放送作品の中から見逃してほしくないオススメ3作品をピックアップしてご紹介! これを読めばあなたのWOWOWライフがより一層充実したものになること間違いなし! のはず…。
※今回を持ちまして、本コラム「今月のWOWOW初放送映画 厳選3作品」の連載は最終回となります。
これまでご愛読いただきありがとうございました。

文=ミヤザキタケル @taker

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ムーミン作者の、恋愛と孤独と自由 #山崎ナオコーラによる線のない映画評『TOVE/トーベ』

ムーミン作者の、恋愛と孤独と自由 #山崎ナオコーラによる線のない映画評『TOVE/トーベ』

 作家の山崎ナオコーラさんが綴る、映画をテーマにした連載エッセイ。今回は、“ムーミン”の生みの親トーベ・ヤンソンの半生と知られざるムーミン誕生の舞台裏を描いた伝記ドラマ『TOVE/トーベ』('20)について書き下ろしてもらいました。

(※初回放送 6/30(木)後7:15)

文=山崎ナオコーラ @naocolayamazaki

 ムーミンは、日本で人気がある。
 童話や絵本が何度も訳し直され

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“明確な仕組み”がもたらす恐怖と、“えたいの知れない”恐怖――本当に怖いのはどっち? 『プラットフォーム』『ライトハウス』

“明確な仕組み”がもたらす恐怖と、“えたいの知れない”恐怖――本当に怖いのはどっち? 『プラットフォーム』『ライトハウス』

 映画アドバイザーのミヤザキタケルさんが、オススメの作品を1本ご紹介するのと同時に、その映画に合う作品をもう1本ご紹介する連載「シネマ・マリアージュ」。つまり<これを観てから、これを観るとさらに楽しめる>というコンセプトの下、組み合わせの良い2作品を皆さまにお届けさせていただきます! 今回は、スペインの新鋭監督による長編デビュー作『プラットフォーム』と、ロバート・パティンソンとウィレム・デフォー共

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林遣都と小松菜奈の“濃さ”が起こす化学反応から、異色の恋愛映画『恋する寄生虫』の魅力を紐解く

林遣都と小松菜奈の“濃さ”が起こす化学反応から、異色の恋愛映画『恋する寄生虫』の魅力を紐解く

映画ライターSYOさんによる連載「#やさしい映画論」。SYOさんならではの「優しい」目線で誰が読んでも心地よい「易しい」コラム。“濃い作品”に次々出演する俳優、林遣都と小松菜奈が初共演を果たした『恋する寄生虫』('21)の魅力を紐解きます。

文=SYO @SyoCinema

 俳優とは因果なもので、作品の中で存在感を示せば示すほどイメージが染みつき、時として囚われてしまうもの。しかもこれは本人

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思い出話に花を咲かせるのなら、未来の花の種をまいたほうが良くない?――『レミニセンス』を観てスピードワゴン・小沢さんが心を撃ち抜かれたセリフとは?

思い出話に花を咲かせるのなら、未来の花の種をまいたほうが良くない?――『レミニセンス』を観てスピードワゴン・小沢さんが心を撃ち抜かれたセリフとは?

映画を愛するスピードワゴンの小沢一敬さんが、映画の名セリフを語る連載「このセリフに心撃ち抜かれちゃいました」
毎回、“オザワ・ワールド”全開で語ってくれるこの連載。映画のトークでありながら、ときには音楽談義、ときにはプライベートのエピソードと、話があちらこちらに脱線しながら、気が付けば、今まで考えもしなかった映画の新しい一面が見えてくることも。そんな小沢さんが今回ピックアップしたのは、『ダークナイ

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『魔女見習いをさがして』『17歳の瞳に映る世界』『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』 5月のWOWOW初放送映画 厳選3作品

『魔女見習いをさがして』『17歳の瞳に映る世界』『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』 5月のWOWOW初放送映画 厳選3作品

 映画アドバイザーのミヤザキタケルさんが、各月の初放送作品の中から見逃してほしくないオススメ3作品をピックアップしてご紹介! これを読めばあなたのWOWOWライフがより一層充実したものになること間違いなし! のはず…。

文=ミヤザキタケル @takeru0720

 今月は、人気アニメの20周年記念作品、世界中の映画祭で注目を集めた人間ドラマ、アメコミ映画シリーズ最新作と、異なるジャンルの中から

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外見から年齢を判断しない地平へ『Arc アーク』 #山崎ナオコーラによる線のない映画評

外見から年齢を判断しない地平へ『Arc アーク』 #山崎ナオコーラによる線のない映画評

 作家の山崎ナオコーラさんが綴る、映画をテーマにした連載エッセイ。今回は、作家ケン・リュウのSF短編小説を原作に、史上初めて不老不死となった女性が辿る心の旅路を描いた『Arc アーク』('21)について書き下ろしてもらいました。

文=山崎ナオコーラ @naocolayamazaki

 映画や小説は、時間を描く芸術だ。
 鑑賞者や読者は、始まりや終わりを感じて、「時間の流れ方って、こういう形にも

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映画『東京リベンジャーズ』の魅力を分析。メディアミックスの成功例にみる“原作の構造的面白さ”

映画『東京リベンジャーズ』の魅力を分析。メディアミックスの成功例にみる“原作の構造的面白さ”

 映画ライターSYOさんによる連載「#やさしい映画論」。SYOさんならではの「優しい」目線で誰が読んでも心地よい「易しい」コラム。今回は、ヤンキー映画のフォーマットにさまざまなエンタメ要素を絡め、若手俳優陣を輝かせる『東京リベンジャーズ』('21)の魅力を紐解きます。

文=SYO @SyoCinema

 『東京リベンジャーズ』が漫画・アニメ・実写映画・舞台とすべてで大ヒット中。メディアミックス

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『茜色に焼かれる』『プロミシング・ヤング・ウーマン』を通し、生きる意味を問い、生きやすい未来を模索する。今この現実と向き合う力を宿した映画たち

『茜色に焼かれる』『プロミシング・ヤング・ウーマン』を通し、生きる意味を問い、生きやすい未来を模索する。今この現実と向き合う力を宿した映画たち

 映画アドバイザーのミヤザキタケルさんが、オススメの作品を1本ご紹介するのと同時に、その映画に合う作品をもう1本ご紹介する連載「シネマ・マリアージュ」。つまり<これを観てから、これを観るとさらに楽しめる>というコンセプトのもと、組み合わせの良い2作品を皆様にお届けさせていただきます! 今回は、ともに過去のある出来事が原因で生きづらい現状に直面している女性の姿を描いた『茜色に焼かれる』と『プロミシン

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『ドロップ』の監督が『リスタート』で描く道徳性。――品川ヒロシ監督の『リスタート』を観てスピードワゴン・小沢さんが心撃ち抜かれたセリフとは?

『ドロップ』の監督が『リスタート』で描く道徳性。――品川ヒロシ監督の『リスタート』を観てスピードワゴン・小沢さんが心撃ち抜かれたセリフとは?

映画を愛するスピードワゴンの小沢一敬さんが、映画の名セリフを語る連載「このセリフに心撃ち抜かれちゃいました」
毎回、“オザワ・ワールド”全開で語ってくれるこの連載。映画のトークでありながら、ときには音楽談義、ときにはプライベートのエピソードと、話があちらこちらに脱線しながら、気が付けば、今まで考えもしなかった映画の新しい一面が見えてくることも。北海道・下川町を舞台に、失敗のドン底から立ち直ろうとす

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