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映画ライターSYOの「#やさしい映画論」

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映画ライターSYOさんによるコラムをまとめたマガジンです。SYOさんならではの「優しい」目線で誰が読んでも心地よい「易しい」コラム。俳優ファンからコアな映画ファンまでをうなずかせ… もっと読む
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記事一覧

『ドライブ・マイ・カー』は観る者の中で「成長していく」豊かな作品だ

映画ライターSYOさんによる連載「#やさしい映画論」。SYOさんならではの「優しい」目線で誰が読んでも心地よい「易しい」コラム。第74回カンヌ国際映画祭をはじめ、世界各国の映画祭やアワードを席巻した『ドライブ・マイ・カー』('21)の魅力を紐解きます。 ※本コラムにつきまして、今後は毎月連載ではなく不定期連載としてお届けいたします。引き続きお楽しみください! 文=SYO @SyoCinema  第74回カンヌ国際映画祭で脚本賞、国際映画批評家連盟賞、エキュメニカル審査員賞

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林遣都と小松菜奈の“濃さ”が起こす化学反応から、異色の恋愛映画『恋する寄生虫』の魅力を紐解く

映画ライターSYOさんによる連載「#やさしい映画論」。SYOさんならではの「優しい」目線で誰が読んでも心地よい「易しい」コラム。“濃い作品”に次々出演する俳優、林遣都と小松菜奈が初共演を果たした『恋する寄生虫』('21)の魅力を紐解きます。 文=SYO @SyoCinema  俳優とは因果なもので、作品の中で存在感を示せば示すほどイメージが染みつき、時として囚われてしまうもの。しかもこれは本人というより視聴者側に生じるものであるため、アンコントロールな領域でもある。  

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映画『東京リベンジャーズ』の魅力を分析。メディアミックスの成功例にみる“原作の構造的面白さ”

 映画ライターSYOさんによる連載「#やさしい映画論」。SYOさんならではの「優しい」目線で誰が読んでも心地よい「易しい」コラム。今回は、ヤンキー映画のフォーマットにさまざまなエンタメ要素を絡め、若手俳優陣を輝かせる『東京リベンジャーズ』('21)の魅力を紐解きます。 文=SYO @SyoCinema  『東京リベンジャーズ』が漫画・アニメ・実写映画・舞台とすべてで大ヒット中。メディアミックスの完璧な成功例といえるだろう(原作の表記は「東京卍リベンジャーズ」だが、本稿では

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菅田将暉が醸し出す“リアリティ” ―演技のテクニカル面を超えた凄(すご)み

 映画ライターSYOさんによる連載「#やさしい映画論」。SYOさんならではの「優しい」目線で誰が読んでも心地よい「易しい」コラム。俳優ファンからコアな映画ファンまでをうなずかせる映画論をお届けしていきます。今回は、菅田将暉が連続殺人犯との“共犯関係”に苦悩する漫画家を演じた『キャラクター』を中心に彼の魅力を紐解きます。 文=SYO @SyoCinema  菅田将暉×2021年は、興行収入約38億円超のヒットを記録した『花束みたいな恋をした』(’21)に始まり、彼の真骨頂で

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『地獄の花園』の永野芽郁が“最強”な理由——親しみやすさ+ハイカロリー演技!?

 映画ライターSYOさんによる連載「#やさしい映画論」。SYOさんならではの「優しい」目線で誰が読んでも心地よい「易しい」コラム。俳優ファンからコアな映画ファンまでをうなずかせる映画論をお届けしていきます。今回は、永野芽郁が“ヤンキーOL”たちの覇権争いに巻き込まれる“普通”の女性を演じた『地獄の花園』を中心に彼女の魅力を紐解きます。 文=SYO @SyoCinema  カッコいい、美しい、面白い、演技がうまい……。人気俳優には、それぞれ視聴者や観客が魅了される特性が備わ

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『あの頃。』に見る松坂桃李の“受け”の魅力

 映画ライターSYOさんによる連載「#やさしい映画論」。SYOさんならではの「優しい」目線で誰が読んでも心地よい「易しい」コラム。俳優ファンからコアな映画ファンまでをうなずかせる映画論をお届けしていきます。今回は、松坂桃李がアイドルオタクを熱演した『あの頃。』を中心に彼の魅力を紐解きます。 文=SYO @SyoCinema  松坂桃李と今泉力哉監督が初タッグを組んだ『あの頃。』(’21)が、2月にWOWOW初放送される。それを記念し、松坂の出演作品も特集放送。『あの頃。』

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佐藤健演じる「剣心」に深く踏み込んだ『るろうに剣心 最終章』2部作を観た後、再び第1作に戻ってほしい

 映画ライターSYOさんによる連載「#やさしい映画論」がスタートしました! SYOさんならではの「優しい」目線で誰が読んでも心地よい「易しい」コラム。俳優ファンからコアな映画ファンまでをうなずかせる映画論をお届けしていきます。今回は、佐藤健主演「るろうに剣心」シリーズについての「#やさしい映画論」です。どうぞお楽しみください。 文=SYO @SyoCinema  WOWOW公式note「映画のはなし シネピック」をご覧の皆さま、SYOと申します。2019年からコツコツと書

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岡田将生だからこそ魅せられる“人の怖さ”『さんかく窓の外側は夜』を起点に読み解く

マガジン「映画のはなし シネピック」では、映画に造詣の深い書き手による深掘りコラムをお届け。今回は映画ライターのSYOさんが、ホラーミステリー『さんかく窓の外側は夜』を起点に、俳優・岡田将生が映画作品で体現してきた「狂気」の演技の魅力を、読み解いていきます。 文=SYO @SyoCinema  漫画やアニメのキャラクターに必殺技があるように、名だたる俳優たちにも「このゾーンを演じさせたら右に出る者はいない」という武器がある。近年、怒涛の勢いで出演を重ねる人気実力派、岡田将

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菅田将暉×有村架純主演の『花束みたいな恋をした』は“超・共感型”の映画だ

マガジン「映画のはなし シネピック」では、映画に造詣の深い書き手による深掘りコラムをお届け。今回は映画ライターのSYOさんが、2021年の日本映画界を代表するといえる『花束みたいな恋をした』について、W主演の菅田将暉×有村架純の魅力とともに紐解くコラムをお届けします。 文=SYO @SyoCinema  2021年が始まって、すぐのこと。1本の映画がブームとなった。菅田将暉と有村架純がW主演し、人気脚本家の坂元裕二が脚本を務めた土井裕泰監督作『花束みたいな恋をした』('2

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俳優、北村匠海の無限の“成長曲線”

マガジン「映画のはなし シネピック」では、映画に造詣の深い書き手による深掘りコラムをお届け。今回は映画ライターのSYOさんが、人気ギャグコミックを実写映画化した『とんかつDJアゲ太郎』で、DJを目指すとんかつ店の三代目・揚太郎を演じた北村匠海について、本作と近年の出演作品から紐解くコラムをお届けします。 文=SYO @SyoCinema  初出演映画『ダイブ!!』('08)で池松壮亮の幼少期を演じてから、13年。俳優として、ミュージシャンとして、北村匠海の“成長曲線”はこ

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『罪の声』で静の演技に徹した小栗旬と星野源。“声なき人々”の声に耳を傾ける

マガジン「映画のはなし シネピック」では、映画に造詣の深い書き手による深掘りコラムをお届け。今回は映画ライターのSYOさんが、塩田武士のミステリー小説を、小栗旬と星野源のW主演で映画化した『罪の声』について紐解くコラムをお届けします。 文=SYO @SyoCinema  ハリウッド映画『ゴジラvsコング』(’21)や菅田将暉主演作『キャラクター』(’21)まで、幅広く活躍し続ける小栗旬。ミュージシャンとして、俳優として、近年ますます影響力が拡大している星野源。両者が“バデ

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クリストファー・ノーラン監督を『TENET テネット』と過去作から考察。彼は発明家であり職人だ

マガジン「映画のはなし シネピック」では、映画に造詣の深い書き手による深掘りコラムをお届け。今回は映画ライターのSYOさんが、2020年に日本公開され、斬新な発想と映像で話題となった『TENET テネット』を中心に、クリストファー・ノーラン監督の世界を分析するコラムをお届けします。 文=SYO @SyoCinema  クリストファー・ノーラン監督の最新作『TENET テネット』(’20)が、早くもWOWOWで初放送を迎える。  全世界がコロナ禍にあえぐ中、2020年9月

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“完全無欠”な吉沢亮の真骨頂は、“不完全さ”にあり

マガジン「映画のはなし シネピック」では、映画に造詣の深い書き手による深掘りコラムをお届け。今回は映画ライターのSYOさんが、吉沢亮の現時点での”個性”が詰まっている作品と称する『青くて痛くて脆い』を中心に、彼の魅力を分析するコラムをお届けします。 文=SYO @SyoCinema  演技力も、ルックスも、運動神経も――。俳優・吉沢亮のパブリック・イメージは、「完全無欠」ではないだろうか。映画&ドラマ・デビューから10年。いまや大河ドラマの“顔”であり、CMや雑誌などでも

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隙がなく、底が見えない。中村倫也は、常に完璧な俳優を “演じて”いる

マガジン「映画のはなし シネピック」では、映画に造詣の深い書き手による深掘りコラムをお届け。今回は映画ライターのSYOさんが中村倫也の徹底した“プロ意識”について、彼が主演した『水曜日が消えた』を中心に考察するコラムをお届けします。 文=SYO @SyoCinema  中村倫也は、常に“演じて”いるのではないか――。スクリーンやテレビ越しに彼を観ていても、あるいは雑誌などで発言を読んでいても、幸運にもインタビューする機会を得たときも、彼は「中村倫也」という人物を好んで演じ

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