WOWOW
記事一覧
「動」と「静」の演技を突き詰めた究極の表現者、綾野剛の到達点
文=SYO @SyoCinema
綾野剛という役者には、“謎”がある。
「動」にも「静」にも振り切った演技を見せられる希代の実力者だが、作品数を重ねても一つのイメージにとらわれることがない。映画やドラマはもちろん、恐らく“素”に近いであろう、バラエティ番組の出演時も、自身のSNS上にいる彼も、演じている「役」の誰かではないのか?――という疑念を抱かせるのだ。
己の全容を悟らせない表現者
エンターテインメント一色に染まる週末はいかがですか?
昔見たドラマや映画の話って、すごく盛り上がりますよね。
当時はまっていたエンターテインメントの話が共鳴すると、自然と打ち解けたりできるのは、エンタメの不思議なパワーの1つかもしれません。
WOWOWでは、皆さんと30年間の思い出にひたるべく、Twitterで 「#30年のエンタメの思い出」と題して、過去のプログラムガイドの表紙を紹介してきました。
当時を懐かしむ声や、どんな風にその番組を楽しん
3人の戦友たちを描いた映画を、スピードワゴン・小沢さんが自分に照らし合わせて語る。心を撃ち抜かれたセリフとは?
取材・文=八木賢太郎 @yagi_ken
——今回は『30年後の同窓会』というチョイスでしたが。
小沢一敬(以下、小沢)「今回、この映画の話をしたくなったのには実は理由があって。俺の同期の放送作家がいるのね。桝本壮志っていうやつで、俺たちはマスマンって呼んでるんだけど」
——元芸人で、今は放送作家ということですか?
小沢「そうそう。俺と徳井(義実)くんとマスマン、3人がNSC(吉本総合芸能
少年の「奇跡」の道のりにはSDGsの要素が凝縮されていた――実話に基づいた1本の映画に学ぶ
文=安田菜津紀 @NatsukiYasuda
今回取り上げるのは、『それでも夜は明ける』(’13)で第86回アカデミー賞主演男優賞候補になったキウェテル・イジョフォーの長編初監督作『風をつかまえた少年』(’19)。
干ばつに苦しむアフリカ・マラウイの村で、主人公ウィリアム(マクスウェル・シンバ)が直面した厳しい現状は、SDGsの「目標1:貧困をなくそう」「目標2:飢餓をゼロに」「目標4:質の