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監督との最良の出会いで、佐藤健は変わり続ける #シネピック映画コラム
マガジン「映画のはなし シネピック」では、映画に造詣の深い書き手による深掘りコラムをお届け。今回は映画ライターのSYOさんが「佐藤健×実力派監督」をテーマに、その“進化”を紐解くコラムです。
文=SYO @SyoCinema
近年ますます覚醒した感がある、人気実力派俳優・佐藤健。映画・ドラマ・CMはもちろん、YouTubeや公式LINEなどなど、多方面に活躍の幅を広げている。自身の代表シリー
ポン・ジュノ作品の助監督を務めた、ただひとりの日本人 片山慎三監督が語り尽くす“ポン・ジュノの世界”
【片山慎三監督が語る】ポン・ジュノ監督の魅力
僕が最初に観たポン・ジュノ作品は、『殺人の追憶』(’03)です。DVDで初めて観た時に、ものすごい衝撃を受けたんです。「でもこれ、日本でも作れるな」って思ったんですよね。もちろん、いざ撮るとなったら難しいカットもあるんですけど、きっと頑張れば日本でも撮れるくらいの予算で撮っているし、「日本でもやれたはずなのに、どうして日本ではできないんだろう?」って
ミニシアターに愛をこめて。極私的90年代青春記
文=よしひろまさみち @hannysroom
東京生まれ東京育ち、映画観るならだいたい銀座
1990年代、ミニシアター・ブームの頃、あたしは高校生~大学生という、自発的に興味のあることをガツガツやり始めた時期。情報源といえば、映画雑誌や女性誌のカルチャー特集、それに情報誌の細かい番組表で、毎週のように出版されるそれらを読み込んで、どこで何が上映されているかをチェックしたものです。
幸い、東
スピードワゴン・小沢さんが絶賛する製作費300万円の低予算映画。心を撃ち抜かれたセリフとは?
取材・文=八木賢太郎 @yagi_ken
──今回はインディペンデント映画の『メランコリック』です。
小沢一敬(以下、小沢)「この監督、これがデビュー作なんでしょ?」
──田中征爾監督の長編映画デビュー作ですね。しかも、かなり小規模に作られた映画らしく。撮影期間も10日間、製作費は300万円らしいです。
小沢「え~っ!? 300万円でこんな映画が作れるんだ。クラウドファンディングで予算を集