WOWOW
WOWOW公式アカウントです。
noteでは、さまざまなエンターテインメントの魅力を…
記事一覧
草彅剛は『ミッドナイトスワン』でさらなる高みへ――自らのオーラを、役への魅力に変換
文=SYO @SyoCinema
2020年に劇場公開された国内の映画の中で、大いに話題を集めた1本。草彅剛が主演を務めた内田英治監督作『ミッドナイトスワン』(’20)が、8月21日(土)にWOWOWで初放送を迎える。封切り時は150劇場だった上映劇場数は、超ロングラン上映を続けるほどのブームとなり、全国271劇場にまで拡大。観客動員は累計約57万8,000人超、興行収入は累計約7億9,590
『これ、俺だよ!』と思ってさ、苦しくて――又吉直樹原作『劇場』を観てスピードワゴン・小沢さんが心撃ち抜かれたセリフとは?
取材・文=八木賢太郎 @yagi_ken
──今回はピースの又吉直樹さん原作の『劇場』です。又吉さんの小説が原作の作品は、今までご覧になってましたか?
小沢一敬(以下、小沢)「芥川賞になった『火花』は本も読んだし、映像化作品も全パターンを観たよ。映画版もドラマ版も。だけど、『劇場』については、なんかこれまで避けてたんだよね」
──それは、なぜ?
小沢「なんだろうね。又吉のことは好きだし、仲
ホラー映画『ラ・ヨローナ~彷徨う女~』『インシディアス』ほか、2010年代の秀作をホラー好きライターが語る
文=高橋諭治
2010年代のホラー映画の傾向や特徴を、ひと言で語るのは難しい。1970年代のオカルト映画、1980年代のスプラッター映画、1990年代の青春+スラッシャー映画、2000年代のP.O.V.(ポイント・オブ・ビュー)映画のような、分かりやすい“ブーム”が見当たらないからだ。それでもこの10年間には『ゲット・アウト』('17)、『アス』('19)のジョーダン・ピール監督、『へレディタ